田植え体験からみかん狩り体験。そして、
グリーンツーリズムからワークショップ(体験型講座)まで、
さまざまな農業体験の予約ページ(予約サイト)が
自動で生成できる体験専用予約システム(ソフト)の紹介です。
=香川の農業体験「さぬき農園ぐらし」で運用中。(さぬきファームプロジェクト協議会)=
<農業体験予約システム、ソフトの特徴>
●田植え体験や稲刈り体験のような純農業体験型の予約はもちろん、
いちご狩りやぶどう狩りのような収穫型体験の予約、
また、ワークショップ(体験型講座)などあらゆるタイプの
アグリ体験予約ページ(サイト)を自動生成します。
●6次産業化などの取組みにて開発された加工品(商品)等の
予約販売受付ページ(サイト)の自動生成も可能です。
●予約日の指定に必要なカレンダー機能も標準装備。予約開始日から終了日の設定、
予約可能な曜日や時刻の設定、大人・子どもなど年齢別の予約定員(人数・組数)、
予約締切日などの各種設定が自由に決められますので
汎用的な農業体験予約ページ(サイト)の生成ができます。
●予約した顧客は会員登録が可能で、会員利用によるポイント付加と
その使用ができるようになります。(任意設定です)
●予約状況を、指定された日付ごと、また参加者別や体験別に確認することができます。
さらにCSV出力もOK!
●当該予約サイトが満席になった場合に備え、
キャンセル待ち登録ページの作成も可能です。また、キャンセル待ち登録者が
参加可能になった場合の繰り上げ参加処理機能も備えています。
●空き状況を示すカレンダー表示は、日本語のほか英語対応もOKです。
<さぬきファームプロジェクト協議会で運用中>
香川では「さぬき農園ぐらし」事業として、さぬきファームプロジェクト協議会が
各種の農業体験を実施中です。
「さぬき農園ぐらし」で実施中の農業体験は、
すべて、この農業体験予約システム(農業体験予約ソフト)にて運用しています。
「さぬき農園ぐらし」農業体験は ⇒ こちらに掲載されています。
=「さぬき農園ぐらし」農業体験の仕組み=
「農家へ体験に行こう!」と「農家がやってくる!」の各体験内容を企画し
参加者はすべてネットからの予約で受付けています。

=IT化に取り組み後の事業状況=
27年度、28年度は農水省の都市農村共生・対流総合対策交付金事業にて実施。
29年度よりIT運用を中心に自力運営しています。

=IT化に取り組むキッカケ=
農業体験への参加者を電話で受け付ける場合、大抵は「お名前」と「お電話番号」を
お聞きします。しかしこれでは、顧客名簿とは言えず、その後に開催する農業体験の
新規案内や後々のフォローができません。そこでネット予約にすることで、電話受付の
負荷を軽減するとともに、メールアドレスや住所などを含めた「顧客名簿」づくりに
重点を置いています。

=IT化へ取り組み後(現在)=
当初は補助金等を活用しチラシ等を配布。ここで各種農業体験を案内するとともに
メルマガ登録の案内を推しススメました①。
参加者は20代~40代の親子連れが多いため、PCまたはスマホからの参加登録②に
抵抗なくスムースに登録されます。こうして顧客リストが順次増加し現在は約2,000名
となっています③。この顧客データベースより、次回農業体験開催の案内や農産物、
加工品の販売の案内などのPRをメルマガ(最近はLINE@も併用)で行っていきます。
農業体験の予約状況(加工品販売予約状況含む)や過去の実績、顧客の検索などを
行えるシステムとなっています⑤。

=IT利活用による収益増進=
例1:森農園さんで実施した稲刈り体験の参加者募集をメルマガで行いました。
稲刈り体験実施後に、おむすび試食(お米はミルキークイーンという品種)と加工品である
ぶどう大福を振る舞いました。その結果、森農園さんのファンが増えミルキークイーンの
個人販売へと繋がった(毎回リピーターが2割)のとさぬきファームプロジェクト協議会が
開発販売したぶどう大福の販促にも繋がりました。
例2;いちご狩りも終わりの時期に、感謝祭的に最後のいちご摘み取りサービス期間を
設定し、メルマガを発行し来店誘導に繋げたところ、対前年比3倍の来客があり
いちご農園で販売しているいちごアイス大福など各種いちご関連商品の多大な売上に
繋がりました。こうして、顧客データベースを活用して各農家の売上増大を図っています。

=農業体験システム(農業体験ソフト)の案内=
農業体験システムの概要を順次紹介してします。
※各画面をクリックしてください。画像が拡大して表示されます。
<システム構成例>

<運用イメージ>
<参加者申込み画面>
①参加者はカレンダーから予約(カレンダー表示は英語可)

②参加者は参加希望日時や人数などを入力します。

③予約内容の確認と参加者の氏名、メールアドレスなどの入力
※お客様登録(会員登録)その場でOK。

④予約受付終了。その後本人の都合でキャンセル処理もできます。

以上が、参加申込み画面の一例です。
入力自体は非常にカンタンに終わります。
<管理者画面>
①農業体験の管理画面(担当者が操作する画面)のメニューです。

②さまざまな農業体験の予約サイトの一覧です。ここから作成や編集が可能です。

③上記②より選ばれた農業体験の詳細設定が行える画面です。
タイトル画面、予約できるカレンダー設定、予約可能な曜日や時間設定、
予約締切日、定員、大人・小人別の参加費、注意事項など様々なが設定できます。
※設定された日の定員に達した場合は、参加者側に表示されるカレンダー上の
当該日は×と表示され予約不可となります。

④体験予約状況一覧を日付別に検索できます。

⑤参加予定者の一覧を見ることができます。

⑥予約者と予約内容の詳細を見ることができます。
※管理者にて、この予約の取り消しや消込み(参加済み)ができます。
※同様に、キャンセル待ち予約者も閲覧できます。キャンセル待ちの方が
参加になった場合は、「参加」への移動がカンタンに行えます。

⑦顧客(参加者)を検索することができます。
顧客名で検索したり、いつからいつまでに体験に参加した人を全員検索などが可能です。

⑧その参加者が過去に何回体験に参加されたか、その体験内容まで検索できます。
下記の例の赤字はキャンセルされた経歴です。

⑨同時期に農業体験を複数実施中の場合、その期間の全予約情報を閲覧できます。
また、顧客情報や予約情報をすべてCSVデータに出力できます。

以上が、さぬきファームプロジェクト協議会が実施している
農業体験「さぬき農園ぐらし」の農業体験予約システムの概要です。
本システムは、農業団体やグリーンツーリズム団体等での体験予約システムとしての
運用が可能となります。そこで「無償」での提供が可能です。(非営利団体向け:要相談)
※ただし株式会社等の営利団体でのご利用は有償となります。
別途、下記の点につきご留意ください。
・本ソフトを動作させるレンタルサーバー(別途費用)が必要になります。
廉価版で年額4,000円程度です。
独自ドメインも必要かと思います。ホームページ等の運用をされている場合、
そのサーバーで兼用できる場合もあります。
・本ソフトのセットアップやソフト導入調整費用は別途です。(専門業者に依頼します)
・本ソフトの導入に際し、事前打合せや導入後の操作説明が必要かと思われます。
また、さぬき農園ぐらし事業全体を通し講習など含めIT導入のアドバイスもOKです。
これらも別途費用となります。
・ほぼそのまま運用できると思われますが、もし貴団体の仕様に合わせたカスタマイズが
発生した場合別途費用となります。
ご導入を検討される場合は、補助金など貴団体での対象可能な経費項目に合わせて
いただいてかまいません。
本ソフト導入が本当に可能かどうかの事前相談もOKです。
なお、さぬき農園ぐらし事業全体の取組みのわかる資料を用意しています。
※平成30年1月30日に愛媛県にて講演した際に使用した資料です。
以上です。
お問合せ、連絡先は以下のとおりです。
さぬきファームプロジェクト協議会
〒761-8033 香川県高松市飯田町1333-1
事務局:古市 090-9312-1467 (直通:お気軽にどうぞ)
お問合せフォームは ⇒ こちらからどうぞ。